おへそと仙骨部を温め冷え知らず!新型の温灸器で健康体!! 永井鍼灸院代表学校法人創志学園・日本健康医療専門学校顧問 鍼灸師 永井 考英

「冷えは万病の元」とは、よく聞かれる言葉です。ではなぜ、冷えは体によくないのでしょうか?
実は慢性的な冷えは、体の免疫力を低下させるからです。免疫力が低下すれば、病気にもなりやすくなってしまうことは、ご存じのはず。
そうした中、新型の温灸器に、ご注目を!
養生をご家庭で、手軽に実践できる最適の方法なのです


温灸器を自宅で活用して誰でも手軽に元気に!

冷えが自律神経を乱しいわゆる半健康状態に

そもそも、慢性的な冷えがあると免疫力がなぜ、低下するのでしょうか?それほ、自律神経のバランスが崩れてしまうためです。
自律神経は、体の生命活動を維持するのに役立っています。その自律神経の乱れこそが、免疫機構を狂わせ、体調を崩させてしまうのです。
「病気ではないけれど、何となく体がだるいな」とか、「休日なのに、何となくやる気が出ないので、家でダラダラしてしまった」など、皆さんも経験したことがあると思います。
それらは、自律神経の乱れから来る、病気とは言えないけれども、健康とも言えない、いわぼ「半健康」の状態と考えていいでしょう。

冷え性は女性に多く気づいていない場合も

冷え症に悩む方は、男性でもいますが、どちらかといえば女性に多いものです。
そもそも、冷えは、筋肉の量と筋肉の出力にも関係しています。
筋肉は、体の中で最大の産熱工場です。筋肉の多い人は、体の代謝もよくてむくみにくく、冷えにくいものです。
一方、筋肉の量の少ない人は、代謝も悪く、むくみやすくて、しかも冷えやすいと言えるでしょう。
つまり、男性に比べて、女性には当然、冷え症が多くなるのです。
また、女性に意外と多く見受けられるのが、自分が冷え症だと気づいていない方。
実際、更年期障害の女性は、「体が火照る」と、よくおっしゃいますが、実は詳しくお話をうかがうと、体が火照った後から手足が冷えるという場合が多いのです。
これは、東洋医学的に言うと、『虚熱の発生』で、その根本には冷えがあるのです。

体調管理を自分でできる理想的な方法が温灸器

ここで、私たち鏑灸師は、冷えをどう治療していくのか、お教えいたしましょう。結論を申せば、仙骨付近のツボに対して、鍼やお灸で刺激を与えるのです。
実は、仙骨には、自律神経の副交感神経があります。すなわち、仙骨部を刺激することは、冷えを取り、自律神経の調節に役立つのです。
これを自宅で手軽に、かつ理想的に効果を上げられる医療用具があります。新型の温灸器で、まさに最適です。
日本には、古来より、『養生』という言葉があります。生を養うというわけですが、病気にならないように自分で健康管理をし、予防していくことです。
そのひとつの方法として、この温灸器を、ぜひ試してください。
冷えを取り、自律神経を整え、しかも体調管理を自宅で手軽に、自分自身で行うことのできる、実によい器具だと思います。



初めにおへそを30分温め続いて仙骨部を30分温める

「打ちぬきの炎」は非常に優れた方法

就寝前に行いましょうでは、実際の使用法を、伝授しましょう。まず、おへそ周辺を温めてください。おへそは、神闘(しんけつ)と言われ、「神が宿る」ツボなのです。
つまり、おへそ周囲を、まず温めることにより、内臓器官を支配する自律神経に刺激を与えます。そのことにより、腹部内臓の冷えを緩和して、下痢や便秘、胃痛などの解消をはかり、リラックス効果も得られるのです。
続いて、仙骨部を30分、温めましょう。仙骨部には骨盤内臓を支配する自律神経があります。
特に、自律神経の中でも副交感神経を刺激して、体のリラックス効果を高め、体内の血管を拡張させて、冷えを改善させるのです。
とりわけ、仙骨の奥には、足につながる動脈,静脈があり、速攻的に冷えを改善するのには、最適と言え ます。
以上のように、前と後ろから、お灸で温めることを、私たち鍼灸の世界では『打ち抜きの灸』と呼び、非常に効果の望める方法としているのです。
ですから、体の冷えを取りたいときにはおへそと仙骨に、咳が出たり背中が痛んだりする場合には背中と胸に、お灸をするといった具合です。

回数は、1日1回就寝前に行うこと

さて、気になる回数ですが、1日1回、寝る前に行うことがお勧めできます。
仙骨部を温めることにより、副交感神経の働きを活発にしてくれるからです。
ご存じのように、副交感神経は、体を休める神経で、リラックスの際、活発になります。ちなみに、交感神経は、闘う際に活発になる神経です。
いずれにせよ、温灸器は、就寝1時間前に使用してください。
交感神経よりも副交感神経を優位にし、リラックスした状態で、冷え症の改善に努めることは、快適な睡眠を得ることにもつながることでしょう。
本を読んだり、テレビを見たり、あるいは家事をしながらでも使用できるのは、ありがたいですね。

2週間でよさを実感しても3か月以上は続けること!

では、どれぐらいの期間、続ければいいのでしょうか?
個人差はありますが、早い人では1日で効果が現れる場合も。
ただ、大抵は2週間、毎日続けると、「効果が分かってきた」と言う人が多いようです。
ただ、忘れないでいただきたいのは、2週間で止めずに、3か月以上は続ける点。
理由は、日本には四季があるからです。
私たちの体は、自律神経により、四季の変化に常に対応できるよう調整されています。
とはいえ、よく季節の変わり目になると、「体調が崩れた」と訴える方がいらっしゃるものです。これは、季節の変わり目に、自律神経がうまく調節できなかったから起こる症状と言えるでしょう。
ですから、3か月以上となります。仮に2週間で効果が現れても、自律神経のバランスが崩れやすい季節-の変わり目を越えて、治療を継続する必要があるのです。
日々の養生が目的であるならば、長く続けていただきたいものです。



女性の血の道から、腹部の悩み こりなどにも利用し、養生を

子宮や卵巣の問題も仙骨部を温めること

さて、東洋医学でほ、女性の一生を、「血の道」と表現しています。
女性の場合、月経に始まり、閉経を迎えて、女性ホルモンに変化が起き、更年期障害や、骨粗しょう症の問題などが発生します。それらすべてを含んで、血の道と呼んでいるのです。
よって東洋医学では、女性に対しては、血の道の治療が大切としています。
そうした中、子宮や卵巣の問題も、仙骨部を温めて改善が見込まれることもあります。
特に、血の道の治療である生理痛、生理不順をはじめ、女性由来の不妊症、更年期障害、妊娠中の赤ちゃんの安泰などなど、婦人科疾患、産科分野では仙骨部へのアプローチは大切な要素となります。

下痢や便秘、胃の異常など温灸器が特にお勧めです

続いて仙骨を中心に! さらに、下痢や便秘、胃の異常などは、特に温灸器がお勧めです。
最近、気になるのは、たくさんの薬を飲んでいる方が、とても多いという点。血圧を下げるお薬、痛み止めのお薬、便秘のお薬、あるいは安定剤などなどです。
飲んでいる方ご自身、何がなんだか分からない場合も多いのではないでしょうか?
その点、温灸器1つで自律神経を整えてくれるため、血圧や精神、睡眠や便通など、全般的に作用してくれます。
何より副作用もなく、今、飲んでいるお薬の邪魔はしないので、とてもいいのです。

肩こり・背中のこりにも血行をよくする温灸器を

ところで、多くの方がお悩みの、肩こり・背中のこりの原因は、内臓疾患や歯科疾患に由来するものもあります。
ただ、多くは長時間の正しくない姿勢や運動不足、睡眠不足などが原因として発生しがちです。
そんなときは、温灸器の登場です。こりの局所の血行をよくし、体の自律神経のバランスを調節、健康を維持するのに最適です。

いずれにせよ、東洋医学では昔から、「未だ病気にかかっていない病を治す」と、よく言ってきました。
実は、「病気になる前に予防することが大事です」と言い換えられるでしょう。
おへそと仙骨部を温め、冷えを改善、自律神経のバランスを整えることで、体調管理を自宅で行うことは、先にも述べた通り、生を養うことであり、養生なのです。
そういった意味で、この温灸器は、とても優れていると思います。

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